神社の由緒

御祭神

 

 

由緒

安住神社の草創は、平安初期の昌泰2年(西暦899年)、新井吉明が国家鎮護のために摂津住吉大社の大神の御分霊をこの地に勧請したものです。
底筒男命・中筒男命・表筒男命の三神は、伊邪那岐命が禊ぎ祓えをなされたときにお生まれになられた祓へ神であり、罪けがれや厄事を祓い清めてくださる「厄祓い・清め祓いの神様」として篤く信仰され、殊に厄除け・方位除け(八方除け)・災難除け等の御利益があります。
神功皇后様(息長足姫命)は筒男命三神の御加護を受け、三韓遠征に凱旋なされた伝承から、当社四柱の神は「勝利の神様」「平穏の神様」と称され、神功皇后様ご自身は御子を身篭りながらの御出征で、凱旋後無事ご出産されたことから、「子授け・安産・子育ての神様」として崇敬されております。
また当社の「安住」という名称から「安らかなる住まいの神様」と呼ばれ、安心して暮らせるよう家をお守り下さる神様としても信仰されています。
当社は明治維新前には正一位安住大明神と称されましたが、維新後には安住神社と改称して郷社になり、その後村社となりました。
しかし近年、近隣では類稀なほど境内神域の整備が進み、年々崇敬者の数は増加の一途を辿り、皆様の御崇敬が弥増すに連れ、安住神社の大神様の御神威・御神徳も弥益々に高く轟き、御蔭をもって現在では栃木県内でも有数の神社として知られております。

 

末社

天満宮(てんまんぐう)

学業や芸事の神として知られる菅原道真公の御分霊をお祀りした神社で、入学・就職・資格試験の合格祈願・学業成就・芸道発達の御利益で有名です。
毎年2月25日に天神祭が行われます。

 

 

 

 

生子神社(うきこじんじゃ)

天地創造の時に最初にお生まれになられた神様といわれる天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)をお祀りした神社で産霊(むすび)の御神徳から「子授け」の神として知られています。

 

 

 

 

星宮神社(ほしのみやじんじゃ)

 経津主神(ふつぬしがみ)磐裂・根裂神(いわさく・ねさくがみ)をお祀りした神社です。
神仏分離前は虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)をお祀りしたことから知恵授けの神といわれ、十三参りで有名です。

 

八雲神社(やぐもじんじゃ)

 須佐之男命(すさのおのみこと)をお祀りする神社です。
中世以降、牛頭天王(ごずてんのう)と習合され、疫神・疫気ばらいの夏祭りとして人気を博し、防疫神として知られています。
 

 

近年の事績

 昭和49年 参集殿 建設
 昭和53年 本殿の県文化財指定
 昭和55年 幣殿・拝殿・改修
 昭和57年 朱塗りの大鳥居 建立
 昭和60年 御神札所 建立
 昭和61年 本殿改修
 平成2年 神門 建立・黄金の狛犬奉納
 平成8年 参集殿 改築
 平成11年 手水舎 建立
 平成15年 本殿覆屋 改修
 平成22年 札所 建立